英語学習法

【初心者向け】TOEICには解き方のコツとテクニックがある【リーディングパート】

2019年12月2日

TOEICを受けようと思うけど、何か解き方のコツとかテクニック的なものはあるのかな?
受験する前に知っておくべきことがあれば知りたい。

そんな疑問にお答えする記事です。

私は初めて受けたTOEIC試験で275点をとりました。中学英語すら理解してないレベルで、さらにTOEICには解き方のコツがあると言うことすら知らずに受けていました。

そこから、半年で700点までスコアアップできたその秘訣や勉強法をご紹介していこうと思います。

この記事ではTOEICを受ける方が知っておくべき、「リーディングパート」での解き方のコツとテクニックをご紹介します。

リーディングパートにおいては解き方のコツやテクニックを語れるのはPart5とPart6がメインです。

Part7に関しては、文法力、語彙力、速読力など総合的な英語力に依存するので、私が語れるテクニックはあまりないですが、それでもTOEIC700点程度は取れます。

TOEICのリーディングパート

リーディングパートは約75分間・100問で構成されており、
全体はPart5 Part6 Part7の3つのパートに別れています。

Part5短文穴埋め問題 30問
不完全な文章を完成させるために、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。
Part6長文穴埋め問題 16問
不完全な文章を完成させるために、4つの答え(単語や句または一文)の中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。各長文には設問が4問ずつある。
Part71つの文書:29問
複数の文書:25問

いろいろな文書が印刷されている。設問を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。文書内に新たな一文を挿入するのに最も適切な箇所を選ぶ設問もある。各文書には設問が数問ずつある。

リーディングPart5&Part6

Part5とPart6は穴埋め問題となっており、両方とも解き方のコツは同じなので、まとめて説明していきます。Part5では短文穴埋め問題が30問、Par6では長文穴埋め問題が16問出ます。

Part5の問題構成と特徴

Part5では下記のように穴埋め問題が問題用紙に印刷されています。その空欄に最も適する選択肢を1つ、4つの中から選びます。

正しい文法と語彙力が試される内容です。

例題

No. 101
Customer reviews indicate that many modern mobile devices are often unnecessarily ------- .
(A) complication
(B) complicates
(C) complicate
(D) complicated

No. 102
Jamal Nawzad has received top performance reviews ------- he joined the sales department two years ago.
(A) despite
(B) except
(C) since
(D) during

Part6の問題構成と特徴

Part6も同様に穴埋め問題がですが、Part5よりも文章が長くなっています。その空欄に最も適する選択肢を1つ、4つの中から選びます

例題

Questions 131-134 refer to the following e-mail.

引用:TOEIC公式ホームページより

No. 131
(A) interest
(B) interests
(C) interested
(D) interesting

No. 132
(A) develop
(B) raise
(C) open
(D) complete

No. 133
(A) After all
(B) For
(C) Even so
(D) At the same time

No. 134
(A) Let me explain our plans for on-site staff training.
(B) We hope that you will strongly consider joining us.
(C) Today’s training session will be postponed until Monday.
(D) This is the first in a series of such lectures.

Part5とPart6の解き方のコツとテクニック

Part5とPart6の問題は文法や品詞の使い方、単語の意味を問われるなどいろいろなタイプの問題があります。

問題のタイプとそれぞれどれくらいの割合で出題されているのかを下表にまとめています。

悩んでもムダ

基本的にこのパートは「知っていれば正解できる」ので、知らない問題の場合は「勘で適当に選ぶ」しかありません。悩んでも時間を無駄にするだけなので、悩んで時間をかけすぎないことを念頭に置いてください。

最後の長文問題Part7にできるだけ多くの時間を残したいので、理想の時間配分は1問あたり20秒と言われていますが、ここはあなたの英語レベルと目指したいTOEICスコアによって変えてもいいです。 私が700点をとった時は20秒では解けませんでした。25〜30秒くらいかかる問題もありました。

先に選択肢をみる

最初から問題文を読むのではなく、まずは4つの選択肢から目を通してください

先に選択肢を見ることで、問題のタイプが分かります。
問題のタイプ(単語問題なのか、品詞問題なのか等)がわかると、問題タイプによって解き方のコツやテクニクがありますのでそれを使って解くことができます。
問題タイプによっては全文を読まなくても、空欄の前後だけ見れば解ける問題もありますので、問題タイプを瞬時に見極めて時間を短縮できるようにしましょう。

問題タイプの見分け方を下表にまとめました。

単語問題(語彙問題)

単語問題(語彙問題)はその語彙の意味を知っているかどうかなので、勉強あるのみです。

と言っても、闇雲に勉強するのではなくTOECIによく出る頻出単語がありますのでそちらを中心に覚えるようにしてください。

頻出単語の勉強に使う本は絶対に「公式TOEIC問題集」を使うべきです。
基本的にこの公式問題集だけでTOEIC対策が完結できますので、TOEICの勉強を始める方はこちらの本を準備して下さい。

品詞問題

品詞問題は解き方のコツがあります。

選択肢の単語(名詞、動詞、形容詞、副詞など)と空欄の前後を見るだけで問題を解くことができます。

名詞が正解になる場合

名詞が正解になるパターンは2つあります。

詞(a,an,the)の後に空欄がある場合
品詞問題でa, an, the のいずれかの後に空欄がある場合は空欄には名詞が入ります。

例 The computer must have the ____ to save files.

冠詞の後に形容詞がくることもあります。
a, an, the+形容詞+名詞のパターンです。

例  The beautiful flowers

このパータンで間違えないために、空欄の後に名詞があるかどうかを確認しましょう。
名詞がある場合は形容詞を選びます。

所有格(my,his,her,their,its)の後に空欄がある場合
品詞問題で所有格の後に空欄がある場合は空欄に名詞が入ります。

 His _____ price is 10 dollars

冠詞のパターンと同じく、所有格の後に形容詞がくることもあります。

a, an, the+形容詞+名詞のパターンです。

例  My beautiful girl friend

形容詞は名詞の前にくるということも合わせて覚えましょう。

形容詞が正解になる場合

形容詞が正解なるパターンは2つあります。

①名詞の前に空欄がある場合
上で説明したことと同じですね。
形容詞は基本的に名詞の前にきますので、品詞問題で名詞の前に空欄がある場合は形容詞の答えを選ぶということを覚えてください。

②連結動詞の後に空欄がある場合
連結動詞は聞いたことがない人が多いでしょう。下記のような動詞を連結動詞と言います。

be 動詞, get, sound, look, feel, grow, appear, remain, smell, prove, seem, turnなど

連結動詞という言葉は覚える必要ないので、上のような動詞の後には形容詞がくることを覚えましょう。

連結動詞はどんな単語があるのかは、インターネットで調べるとわかります。

副詞が正解になる場合

副詞は動詞、形容詞、副詞等、様々なものにかかってきます。

以下のテクニックを覚えてしまえば、空欄に副詞が入るかどうか判断することができます。

①動詞の後に空欄がある場合
副詞は動詞の後にくると覚えてください。

例 You should drive ______ on the way to home.

②形動詞の前に空欄がある場合
副詞は形容詞の前にくると覚えてください。

例 The laptop I bought yesterday was ______ expensive.

③副詞の前に空欄がある場合
副詞は副詞の前にくると覚えてください。

例 unbelievably slowly, incredibly quickly, completely seriously

④助動詞の後に空欄がある場合
副詞は助動詞の後にくると覚えてください。

助動詞の一覧
  • will
  • shall
  • would
  • can
  • could
  • may
  • might
  • must
  • should

助動詞の後は動詞の原形

  • You must be tired
  • I should hear the rest of the story
  • We can give him the neighborhood tour tomorrow instead of today.
  • It might be controversial attitude to broadcast wobbly human resource issue.

不定詞toの後は動詞の原形

  • It seems not easy for him to finish the report by tomorrow.
  • I chose to join tennis circle from spring.
  • It might be controversial attitude to broadcast wobbly human resource issue.
  • Company appointed her to supervise the project team.

TOEIC対策におすすめの本

TOEIC対策をするために使う本は「公式TOEIC問題集」です。
私もこのテキストを徹底してやりこむことでTOEICを275点から700点まであげることができました。

▶︎このテキストを使ったリスニング勉強法をみる

公式TOEIC問題集の概要

下記の内容で構成されています。

  1. サンプル問題
    サンプル問題を使って各パートの問題形式を説明しています。
  2. 練習テスト(200問×2回)
    本番のテストと同じETSが制作した問題を2回分(計400問)収録しています。
  3. 解答用紙2枚
    本番のテストと同じ形式のマークシートです。
  4. 解答・解説
    問題の再掲載(リスニングセクションの場合はスクリプト)とともに、訳や正答の理由、誤答に関する解説や語句の意味も一緒に確認できます。
  5. CDトラック一覧表
    CD2枚付き。各問題のトラック番号が一覧で確認できます。

おすすめする理由

  1. TOEICテストの公式機関が制作
    公式問題集はTOEIC本番の試験を作っている機関であるETS(Educational Testing Service)が、本番のテストとまったく同じプロセスで制作した問題集です。つまりETSが本番ではこういった問題が出ますよと紹介していくれている問題集です。
  2. 最新の問題傾向がわかる
    TOEICテストは、回を重ねるごとに問題の傾向や難しさなどが若干変化しています。そのため、最新の公式問題集を使うことによって最新の傾向を知ることもできます。
  3. 公式スピーカーによるリスニング音声
    本番のテストと同じ公式スピーカーによるリスニング音声が収録されています。公式の音声で練習することで本番でも安定したパフォーマンスが出せます。逆に他の教材を使って練習すると本番では音声のスピードやイントネーションが異なるので聞き取りづらくなったりすることがあります。
  4. TOEICで頻出する重要な語句がわかる
    解答・解説の本にはWords & Phrases(重要な語句)やExpressions(役に立つ表現)が掲載されており、TOEICで頻出する重要な語句や実際に英語を使うシーンで役に立つ表現などを知ることができます。
  5. 費用対効果が高い(コスパがいい)
    値段は他の参考書と比べて若干高いかもしれませんが、本気でTOEIC対策をしたいのであれば値段以上に価値のある1冊です。値段が安いからと言って下手なテキストを選ぶと効率的な対策ができないので、それでは本末転倒です。

問題をたくさん解いてテクニックを身につけよう

この記事で書いたコツやテクニックですが、読むだけで覚えることはできません。実際に過去問や練習問題を何度も何度も解いていく中で、これらのテクニックを意識して使ってください。そうすれば、自然に意識しなくてもテクニックを使って問題を解いていけるようになっていきます。

TOEICは根本的な英語力を底上げすることはもちろん必要ですが、解き方のコツやテクニックを知っているのと知らないのではスコアにかなりの違いが出ます。

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