英語学習法

海外赴任がうまくいく心構え【海外でもうまくいく】

2019年12月25日

Tony

会社員時代は三菱電機という会社で3年ほどインド人のプロジェクトチームと一緒に働き、その後2年ほどアメリカ赴任を経験したトニー(@MuscleCEO)です。

外国人と一緒に働くのは最初は苦労が多かったです。
海外赴任した経験を活かして、これから海外赴任をされる方に向けた記事を書きました!

  • 海外赴任が決まって情報収集している
  • 初めての海外赴任でちょっと不安
  • 海外で心が病む人が多いって聞いたけどほんと?

こんな疑問をもつ方々に向けた記事です。

この記事は海外赴任を経験した私が、赴任前に知っておくとよかったことを経験を元にしてまとめています。

突然、海外に飛び込んで「こんなハズじゃはなかった...」と挫折しないためにも、環境の違いや外国人と一緒に働くということを事前にイメージを膨らましておくことも必要です。

念願の海外赴任を実現させた人なら、過度に赴任生活を華やかなものだと美化しすぎると現実のとギャップに戸惑うことになるかもしれません。

この記事を読めば「海外赴任で苦労すること」「悩みの種となりやすいこと」などを事前にイメージすることができ、赴任先でもうまく立ち振る舞うための心構えが整いますよ!

完璧主義やクソ真面目は海外赴任では危険?!

会社員時代にアメリカ赴任の候補者として選ばれた時に「なぜ自分を選んだのか?」と部長に質問した事があります。

私は英語能力も低いし、仕事の能力も周りにはもっと優秀な人がたくさんいる中で、なぜ私なのか?

素朴な疑問だったのです。

しかし、部長からの回答は意外なものでした。

冗談めかした口調で「お前は不真面目だから」と言われたのです。

話の真意を聞くと、これまで海外に赴任した社員の中で、どんなに日本で優秀に働いていた人でも、海外では適応できずに心身ともに疲弊したり、心を病んで任期前に緊急帰国を余儀なくされた人が多かったということでした。

海外は公私共に日本とは環境が大きく異なり、うまくいかないこともたくさん起こります。

そんな中「完璧主義」や「クソ真面目」「責任感が強すぎる」などの人は、心身ともに疲弊しやすい環境でもあると言えるでしょう。

海外では、全てにおいて一筋縄ではいかないということを知っておくべきです。

環境の変化に伴う心身の不調に注意する

海外赴任は生活環境も仕事の環境も大きく異なり「変化」に適応しきれずに体調を壊したり心が病んでしまうという事例は少なくありません。

自分自身が頑張ってもどうしようもない、変えられない環境、逃げられない立場の中で、日本のオフィスや周囲の期待に答えようと一生懸命になる時期もあるでしょう。

現地に滞在する駐在員として、日本側と現地側との板挟み状態になることは日常茶飯事で、精神的な緊張状態が続いていくことで体調の不良を起こしていく場合があります。

知っておけばうまくいく海外赴任の心構え

考える

当たり前ですが、海外は日本ではないということです。

これまで日本で経験したこと、日本で通用した仕事のやり方は無意識に体に染み付いていて、いざ海外で働いてみると、これまで通りには物事が進まないということは山ほどあります。

日本と海外でどのような違いがあるのか、いくつか考えていきましょう。

上司や同僚が現地人であるということ

日本と比べて海外各国では「仕事の進め方」「仕事に対する姿勢」「文化や価値観」が大きく異なります。

海外赴任した職場では現地のスタッフが「言われたことしかしない」「自分で考えて率先して仕事をしてくれない」「ミスをしてもそれを認めず、いいわけばかり」などと感じることは普通です。

現地スタッフに仕事を頼んでも、これまで一緒に働いていた日本人の部下や後輩と同じように進むことはまずないと思った方がいいでしょう。

なぜなら、そこは日本ではないし、働くスタッフも日本人ではないからです。

さらに言語の問題もあり、思い通りに言いたいことや想いが伝わらないもどかしさや部下をマネージメントできない不甲斐なさで自己嫌悪に陥ったりストレスを感じやすくなります。

仕事の守備範囲と責任が増える

海外駐在員は仕事の範囲が増える事が多いです。

駐在員なら日本のオフィスや本社との報告や連絡は現地スタッフには任せられないので、駐在する日本人が対応する必要が出てくるでしょう。

また、海外では気がつくと現地人のスタッフたちは定時で退社し、自分だけが残った仕事や部下のミスの後始末をするために仕事が増え、連日夜遅くまでオフィスに残って残業するということも少なくないです。

海外の事務所では、定時後も残業しているのはたいていの場合は日本人だけです。

また、現地に日系のお客さんがいる場合は、お客さんの対応も全て駐在員が対応する必要があるでしょう。

日本人駐在員が高負荷状態になりやすい

  • 日本側との連絡・報告などのやりとり
  • 現地のお客さんの対応
  • 現地スタッフへの仕事の指示やマネージメント
  • 部下から上がってきた成果物のチェック
  • 休日も付き合いゴルフ
  • 日本からの出張者のアテンド

休日の日も仕事がらみの対応で時間が削られる場合も多いでしょう。

駐在員メンバーとの人間関係

海外駐在員は駐在員の日本人同士で一緒に行動をする事が多くなりがちです。

ランチは日本人だけで食べに行ったり、仕事後に日本人だけで飲みに行ったり、時には駐在員の自宅でのホームパーティーに招待されたり。

現地では少ない日本人スタッフと嫌でも距離が近くなり、仕事でも関わりをもつ事が多くなると思います。

日本人スタッフの和に馴染めない、馬が合わない、など日本でも起こり得る人間関係の悩みは海外赴任中だと少し厄介になりかねないので、うまく付き合っていく必要があるでしょう。

日本の常識は海外での非常識

海外で苦労する人の特徴として多いのが、日本で常識だった事、日本流のやり方を押し通してしまう事です。

日本と海外では働き方のスタイルや仕事の進め方、人生全般的な価値観も異なります。

そういった違いを理解しようともせず、日本流でやってもうまくいくはずがありません。

まさに「郷に入っては郷に従え」です。

他の国で働いているのなら、その国の文化や地元の人のスタイルを理解した上で、柔軟な対応が必要になってきます。

もちろん日系企業で働いている以上は、現地人にもある程度の日本流を理解してもらう必要がある場合もあるでしょう。

海外赴任の初期は精神的緊張状態が続きやすい

上記で紹介したようにあらゆる環境の変化があり、それに適応しようとしてストレスを受けやすく精神的に緊張状態が続きます。

誰もが経験する事です。

赴任初期に現地に適応するために感情の乱れや葛藤、緊張状態が起こりやすいのは予め知っておくべきでしょう。

事前にイメージを持っておけば全然違う

念願の海外赴任を実現させた人なら、過度に赴任生活を華やかなものだと美化しすぎると現実のとギャップに戸惑うことになるかもしれません。

突然、海外に飛び込んでみて「こんなハズじゃはなかった」と挫折しないためにも、赴任生活のイメージを膨らましておくことも必要です。

この記事でご紹介したようなことを事前にある程度の想定をしておくことで、心構えや覚悟が違ってくるので何事も「想定内」だと思えて楽に乗り切れるはずです。

私自身、海外赴任では仕事面でも私生活でも貴重な経験ができたと思っていますし、実際に海外に住むという経験もできて世界観が広がる経験もできました。

皆様も素敵な海外赴任生活を送られることを願います。 

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